第34回目のゲストは、社会医療法人禎心会理事長の徳田禎久さんです。
徳田さんは、厚岸町のご出身。1971年に札幌医科大学をご卒業後、脳神経外科入局を経て中村記念病院にご勤務。その後の1984年に禎心会病院を開設され、現在は社会医療法人禎心会として2病院、3クリニック、2老健、サービス付き高齢者向け住宅、さらに札幌・稚内において17在宅関連事業など、計25事業を展開されています。
禎心会病院を開設されて32年が経過した本年11月1日、新病院をオープンされて新たなスタートをきられることになりましたが、新病院では、徳田さんが32年間温めてこられた構想、即ち、脳卒中と心臓病の治療を一括して行うことを実現されることになりました。さらに、増加するがん患者の治療として、わが国では欧米に比して普及率の低い放射線治療にも取り組まれます。今後はワクチン治療等、最新治療の導入もご検討され、いかに患者が納得して治療を選択し、そのうえで治療を受ける体制を構築できるか、という視点で常に医療の在り方を探求されています。
わが国の医療の7割を担っている民間病院で組織される全日本病院協会常任理事をはじめ、数多くの公職に在任され、本年9月に札幌で開催された第57回全日本病院学会in北海道では学会長も務められました。
今回の番組では、超高齢化社会を迎えているわが国における医療、そして福祉の現状と課題について、その中心でご活躍されている徳田さんにお話を伺うことができました。
この番組は以下の各社のご提供で放送しています。
※ 撮影協力:北海道空港株式会社