第73回目のゲストは、トンボハイヤー株式会社代表取締役の坂田理さんです。
坂田さんは、昭和47年小樽市のお生まれで、平成7年北海学園大学をご卒業され、同年北海道拓殖銀行に入行。その後、平成10年トンボハイヤー株式会社に入社、平成14年現在の同社代表取締役にご就任されております。
社長業のほかに数々の公職を歴任されており、特に「小樽あんかけ焼きそば親衛隊隊長」、「おたる潮まつり実行委員会運営委員長」、「小樽観光協会理事・冬季イベント実行委員会委員長」等として小樽観光の牽引役を担われています。
今回の番組では、冒頭、銀行員時代を含めた「平成」を振り返り、企業として、小樽市として、次の時代に向けた課題と改善策についてお話いただきました。その一つに、「小樽観光」があり、「日帰り型」から「宿泊型」への転換、あるいは両者のそれぞれの魅力づくりが不可欠であり、小樽らしいコンテンツをしっかりアピールすることの重要性をあげられています。
また小樽のソウルフードとなっている「小樽あんかけ焼きそば親衛隊」が結成されるに至ったエピソードや「おたる潮まつり」の現状と今後の課題についても伺いました。
小樽の自慢は「食」と「運河」と仰る坂田さんですが、もう一つ、「港」も将来の観光資源としては重要とのご認識で、人が集う、商業的に活用できる「港」を活かした「街づくり」を進めたいという夢をお持ちです。人口減は避けられないとしても、そのスピードを減速させる、そのために地元の人材の知恵を結集し、小樽市を多くの人から「住み良い街」と認められるようにしたい、と語る坂田さんのリーダーシップが期待されます。