第111回中村パーティーが2015年3月10日に開催されました

第111回中村パーティーが、3月10日に開催されました。今回の例会では、「地方創生」の重要な要因の一つである「物の流れ」に関連しまして、丸吉運輸機工株式会社代表取締役の吉谷様に『「地方創生」を支える「物流」のあり方』と題してご講話いただきました。昨今、トラック業界で深刻な課題となっている運転手不足の実情や、北海道における鉄道を活用したモーダルシフトの可能性について、普段は伺い知り得ない事例を交えながらお話を伺いました。ご参加いただいた方の中には、鉄道車両の部品に関わる事業を展開されている方もいらっしゃったので、講話後のお話が大いに盛り上がりました。
さらに今回の例会では、女性を含む複数名の方を新たにお迎えし、フレッシュな会となりましたが、一方で4月には例会のメンバー数名の方が道外に異動されるという寂しい発表もありました。北海道を離れられる皆様には、これまで当NPOの活動にご協力いただきましたことに心からお礼申しあげますと共に、今後、益々のご活躍をお祈り申しあげます。
また、ご講話をいただきました吉谷様、スピーチを頂戴した皆様にあらためて感謝申しあげます。
これからも、当NPOは北海道の元気づくりに向けた具体的な活動を、皆様からのご意見等を頂戴しながら進めて参りたいと考えております。今後もご支援賜りますように、よろしくお願い申しあげます。

次回の第112回例会は4月9日(火)を予定しております。
また、5月例会は13日(水)を予定しております。
早めにご予定いただけると幸いです。

例会の主たる目的はご参加される皆様の交流の輪を広げることにあります。一層多くの方との交流の輪が広がりますように、ご友人等にお気軽にお声かけのうえ、ご参加くださいませ。

皆様のご参加を心からお待ちしております。

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臥竜清談第27回 石橋榮紀さん(2015.3.15放送)

臥竜清談第27回 浜中町農業協同組合 代表理事組合長 石橋榮紀さん
 第27回目のゲストは、浜中町農業協同組合 代表理事組合長 石橋榮紀さんです。

 石橋さんは根室市のお生まれで、千葉県にある大学をご卒業後、ご実家の酪農に就農、1981年に浜中町農協専務理事、そして1990年に同代表理事組合長に就任されています。
 これまで理事、代表理事組合長として全国に先駆け、酪農総合検査施設「酪農技術センター」、就農者研修牧場、農協出資型酪農生産法人「酪農王国」の設置など、先を見た人材養成、生産する牛乳の品質へのこだわりとアピールを具現化する数々の新事業を手掛けてこられました。その成果は着実に現れ、世界的規模で展開するアイスクリームメーカー「ハーゲンダッツ」への浜中町産牛乳の提供に繋がっています。
 今回の番組では浜中町農協の動きに加え、わが国の農業にとって深刻な問題であるTPPや農協改革に関するお話も伺っています。市場主義に重点を置いてきたわが国の農業政策のツケがTPPのリスクを増幅していること、さらに表面的に決行されようとしている今の農協改革に異論を唱えられ、国、北海道の農政の在り方を含めた本質的な改革が必要である、そして、目指すはヨーロッパ型農業であることなどを石橋さんは主張されています。これまで浜中町農協の飛躍的な発展をリードされてきた方のお話には、非常に強い説得力を感じます。
 ご自身の思いの6割位は達成されたと評される石橋さんですが、残り4割の今後の目標として、エネルギーの地産地消、資源豊富な北海道だからこそ可能な自然エネルギーの生産を掲げておられます。自然エネルギーで牛乳を搾る「エコ牛乳」が、浜中町農協牛乳のさらなる付加価値に繋がろうとしています。浜中町農協から発信される動きの一つ一つが、わが国、とりわけ北海道の農業の将来に重要なヒントを与えてくださっています。

「中村美彦の臥竜清談」はNPO法人北海道グラウンドワークが企画製作するTV番組。
毎月第3日曜日午前5時25分から、TVh(テレビ北海道)で全道放送。
毎回、各界各層の”臥竜”が登場。北海道を元気にするヒントを探ります。

この番組は以下の各社のご提供で放送しています。

※ 撮影協力:北海道空港株式会社

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第110回中村パーティーが2015年2月12日に開催されました

2015年幕開け2回目となります第110回中村パーティーが、2月12日に開催されました。第109回に引き続き、多くの皆様のご参加を賜り、それぞれのお立場から示唆に富んだお話を頂戴しました。その中で、紅一点ご参加いただきました「エルアイズ」山本社長様から話題提供いただいた「道内子育て女性を対象とした就業意識調査の結果」につきましては、2月14日付北海道新聞札幌版でも大きく紹介されました。この結果から見える課題の解決こそが、地方創生の柱の一つである「女性が輝く地域づくり」を推進する上で有意な方策となりましょう。また、イセ食品様からニセコ町の農産物等を活用したスイーツ事業について、同じくニセコ町を舞台とした多摩美術大学客員教授臼井様のカウパレードのお話しは数人の方の共通話題と発展して大いに盛り上がり、ご参加者相互の繋がりを強く感じることができました。あらためてスピーチを頂戴した皆様に心から感謝申しあげます。
北海道の元気づくりに向けた当NPOとしての今後の具体的な活動と方向性につきまして、随時、皆様のご意見等を頂戴しながら進めて参りたいと考えております。皆様からの様々なご意見、ご要望を賜りますように、今後ともよろしくお願い申しあげます。

次回の第111回例会は3月10日(火)を予定しております。
この3月の例会では、「地方創生」の重要な要因の一つである「物の流れ」に関連しまして、丸吉運輸機工株式会社代表取締役の吉谷様に鉄道コンテナを活用したモーダルシフトについてご講話いただきます。
また、4月例会は9日(木)、5月例会は13日(水)を予定しております。
早めにご予定いただけると幸いです。

例会の主たる目的はご参加される皆様の交流の輪を広げることにあります。一層多くの方との交流の輪が広がりますように、お気軽にお声かけのうえ、ご参加くださいませ。

皆様のご参加を心からお待ちしております。

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臥竜清談第26回 高井裕子さん(2015.2.15放送)

臥竜清談第26回 高橋牧場 ニセコミルク工房 店長 高井裕子さん
 第26回目のゲストは、 株式会社高橋牧場 ニセコミルク工房 店長 高井裕子さんです。

 高井さんは一児の母親として、また、この夏にはお二人目のお子様の出産を控え、大変お忙しい毎日をお過ごしです。
 そのお忙しさの一方で、ご実家の高橋牧場傘下にあるミルク工房の店長としてご活躍され、きめ細かな「おもてなし」を実践されています。近年、ニセコ町とその周辺地域は、外国人観光客も急増し、活気に満ち溢れた感がありますが、高井さんは外国人観光客への気配りとともに、これまで支えてくれたとの思いから日本人のお客様も大切にされています。そして、土、日が勝負の観光産業で母親でもある女性が安心して働くことができるように、保育施設拡充こそ、この地域の解決すべき課題と意識されております。女性が輝く地域にしたい、まさに「地方創生」の柱の一つを目標とされています。
 これまでご実家の「牛飼い」から自然な形で六次化が進み、ミルク工房を展開されてきましたが、あらためて牛乳の品質向上、飲用牛乳の生産等に取り組む構想や、あらゆる六次化の基盤となる一次産業の活性化、若い方々がかっこいいとあこがれる農業や酪農業にしていきたいという夢をお持ちです。観光産業と一次産業の融合はニセコ町周辺の将来の発展の鍵となるでしょう。その鍵を握る若手リーダーとして、高井さんの熱い思いを伺いました。

「中村美彦の臥竜清談」はNPO法人北海道グラウンドワークが企画製作するTV番組。
毎月第3日曜日午前5時25分から、TVh(テレビ北海道)で全道放送。
毎回、各界各層の”臥竜”が登場。北海道を元気にするヒントを探ります。

この番組は以下の各社のご提供で放送しています。

※ 撮影協力:北海道空港株式会社

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第109回中村パーティーを2015年1月13日に開催しました

2015年の幕開けとなります第109回中村パーティーは1月13日に開催され、年初の一層お忙しい中、多くの皆様のご参加を賜り、昨年心に残った出来事や新年に対する熱い思いなどを多数ご披露いただきました。日頃の例会にも増して、示唆に富み、また感動的なお話しを拝聴することができ、新たな年の始めに相応しい例会となりました。スピーチを頂戴した皆様に心から感謝申しあげます。
例会の際にもお伝えしましたが、北海道の元気づくりに向けた当NPOとしての今後の具体的な活動と方向性につきまして、皆様のご意見等を頂戴しながら進めて参りたいと考えております。本年も積極的なご支援をどうぞよろしくお願い申しあげます。

次回、2月例会は12日(木)を予定しております。
また、3月例会は10日(火)を予定しております。3月の例会では、「地方創生」の重要な要因の一つである「物の流れ」に関連しまして、丸吉運輸機工株式会社代表取締役の吉谷様に鉄道コンテナを活用したモーダルシフトについてご講話いただく予定です。
早めにご予定いただけると幸いです。

お陰様で、最近の例会は新しい方々のご参加も増え、例会の目的である「多くの方々との交流」を深めていただく場として役割を担ってまいりましたが、更なる充実、発展に向けてより多くの皆様にご参加いただきたく存じます。お気軽にご友人等をお誘い合わせの上、ご参加くださいますようにお願い申しあげます。

皆様のご参加を心からお待ちしております。

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臥竜清談第25回 棚野孝夫さん(2015.1.18放送)

臥竜清談第25回 白糠町 町長の棚野孝夫さん
第25回目のご出演は 白糠町 町長の棚野孝夫さんです。
 白糠町ご出身の棚野さんは、企業勤務、企業経営、町議を経て、平成8年、町長にご就任され、現在、5期目を迎えています。
 町長としてのご公務の他に、釧路町村会会長、北海道町村会理事など、多くの役職に就かれご活躍中ですが、とくに平成19年には釧路管内自治体、振興局のトップの方々で相互の連携を強め、管内一丸となって逆風下にある農林水産の一次産業振興を柱とする活性化ビジョンを共有することにご尽力されています。「オール釧路」の発想をお持ちの棚野さんは、国の指示を待たずして、既に自ら「地方創生」に取り組んでこられた地域のリーダーといえましょう。
 また、2015年3月の道東道浦幌IC~白糠IC開通にともない、期待される道東圏への経済の波及効果や観光客誘致に向けて、白糠町の特性を活かした「笑顔のおもてなし」を実践すべく、基盤である一次産業の活性化と一体化した観光ビジョンでの対応を準備されておられます。
 さらに、道東道の開通による道路整備の充実に止まらず、近い将来、海路充実を目指した釧路港を中心とするフリートレードゾーン(*1)や国際バルク戦略港湾(*2)としての整備、拡充により、「物の流れ」や「付加価値の向上」の拠点として釧路管内、ひいては北海道が一層発展する未来図を描いておられます。北海道はアジアの拠点として発展する潜在的な能力を有するという、棚野さんの確信に基づくものでしょう。
 一方で、白糠町の冷涼な気候特性を活かした野菜生産の振興、食肉としての馬産の復活、再生可能エネルギーの活用など、きめ細かく白糠町の未来を見据えた産業振興に取り組まれるお姿には、「地方創生」のヒントが多々拝見できます。益々、目の離せないキーパーソンとして、棚野さんのご活躍を期待します。
(*1)フリートレードゾーン(自由貿易地域):貿易や加工産業、観光産業の振興を図るため、非関税等の優遇措置を適用する地域。
(*2) 国際バルク戦略港湾:港の強化と国際競争力の増強を目的にした国の成長戦略の一環で、国内の港を選定して集中的に整備する。穀物、石炭、鉄鉱石がバルク貨物の対象。2020年をめどに水深など大型輸送船が入港できる態勢を整備し、大量輸送の実現と物流コストの削減をめざす。

「中村美彦の臥竜清談」はNPO法人北海道グラウンドワークが企画製作するTV番組。
毎月第3日曜日午前5時25分から、TVh(テレビ北海道)で全道放送。
毎回、各界各層の”臥竜”が登場。北海道を元気にするヒントを探ります。

この番組は以下の各社のご提供で放送しています。

※ 撮影協力:北海道空港株式会社

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第108回中村パーティーを2014年12月4日に開催しました

年内最後の第108回目の中村パーティーには、初参加の方を含む30名弱の皆様がご参加され、この一年間を振り返るスピーチをたくさん頂戴しました。各業界のトピック的な話題のご提供のほか、とくに北海道の今後を占う千歳空港を基点としたインバウンドやアウトバウンドの現状と今後に向けた取り組みのご紹介等、ご参加の皆様それぞれに興味深い内容だったものと拝察します。まさに2014年の締めくくりに相応しい例会だったのではないでしょうか。

次回、新年1月例会は13日(火)を予定しております。
また、2月例会は12日(木)を予定しております。
早めにご予定いただけると幸いです。

例会の主たる目的はご参加される皆様の交流の輪を広げることにあります。一層多くの方との交流の輪が広がりますように、お気軽にお声かけのうえ、ご参加くださいませ。

皆様のご参加を心からお待ちしております。

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臥竜清談第24回 樋口英俊さん(2014.12.21放送)

臥竜清談第24回 社会福祉法人 江差福祉会 理事長の樋口英俊さん
 第24回目のご出演は 社会福祉法人 江差福祉会 理事長の樋口英俊さんです。
 樋口さんは現在、江差町を中心に38の施設を束ねる理事長を務められています。
 東北福祉大学卒業後、古平福祉会を経て、1990年に江差福祉会に入会され、知的障害者施設勤務が通算33年に及ぶ、福祉事業のエキスパートです。
 当初40人ほどでスタートした江差福祉会は25年を迎え、今では320名にのぼる障害者スタッフが働くまでに成長しています。
 今回の番組では、道南檜山地方における福祉法人運営の実情や、介護事業化の課題、さらに来春、乙部町に開業予定の障害者優先温泉ホテルの基本理念、運営方針などについて伺いました。

「中村美彦の臥竜清談」はNPO法人北海道グラウンドワークが企画製作するTV番組。
毎月第3日曜日午前5時25分から、TVh(テレビ北海道)で全道放送。
毎回、各界各層の”臥竜”が登場。北海道を元気にするヒントを探ります。

この番組は以下の各社のご提供で放送しています。

※ 撮影協力:北海道空港株式会社

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石破茂 地方創生大臣をお招きしてのフォーラム、盛況のうちに終了!

2014年11月2日(日)、札幌プリンスホテル国際館パミールで開催されました 石破茂 地方創生大臣をお招きしての当NPO法人主催のフォーラムが、道内外のメディアを含む、多くの方のご来場の下、盛況のうちに終了いたしました。石破大臣のご講演の内容等は、今後、様々な形で詳細に発信される予定です。
基調講演及び中村美彦氏(フリージャーナリスト、当NPO 法人理事)との対談を通して、石破大臣からは地元に住む我々でも気づかない北海道の魅力、これからの可能性について具体例を挙げていただき、これから自治体が、あるいは地域の人々がどのように力を合わせて「地方創生」に向かって進むべきか、たくさんのヒントを頂戴することができたと思います。ご来場の皆さまもそれぞれのお立場で、多々、共鳴される部分があったのではないでしょうか。「北海道はわが国における地方創生のリーダーであるべき、その実力は十分に備えている!」という石破大臣からの力強いお言葉を今後、どのように具現化するか、私たちにとって極めて重要な宿題をいただいたと言えましょう。
なお、第2部の対談に際しましては、ご来場の皆さまから多数のご質問やご感想を頂戴しました。「このように頭の整理に役立つ基調講演を伺ったのは初めてです。」等のご感想とともに、とくに「地方創生」の財源、女性の活躍に向けた具体的な支援策、北海道の食の6次化等については複数件のご質問がありましたので、中村理事との対談の中で反映させていただきました。他にも、首都圏と地方都市の関係性、地方の介護、医療、人口減少に関わるご質問等を頂きましたが、残念ながら時間の関係上、ご紹介することができなかったことをお詫びいたします。
それらについては、当NPO法人として整理のうえ、活用させていただきたいと考えております。
 この度のフォーラムに貴重なお時間を割いていただきました石破大臣には、あらためて厚くお礼申しあげます。またフォーラム開催にあたりご協賛いただきました企業・団体の皆様、当日、ご来場いただきました多くの皆様にも重ねてお礼申しあげます。

フォーラム「こう進める!地方創生~北海道への提言と課題~」
基調講演:地方創生大臣 石破茂氏

フォーラム「石破さんと話そう!~政権キーマンと語るこの島の行方~」
対談:石破茂氏(地方創生大臣) VS 中村美彦氏(フリージャーナリスト)

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第107回目の中村パーティーを2014年10月8日に開催しました

第107回目の中村パーティー(例会)は、今回新たにご参加された方を含む20名を超える皆様のご参加により開催されました。とくに今回は、田中酒造営業本部の岡田様、製造部長で杜氏の高野様から北海道産酒造好適米「吟風(ぎんぷう)」、「彗星(すいせい)」、「きたしずく」のお話や、北海道産酒造好適米を用いて製造された清酒の試飲、小樽観光と田中酒造の取り組みなどについて伺いました。酒造米はニセコ町で生産されたお米を使用されているとのことで、ニセコ町から例会にご参加のニセコ町副町長様、議会議長様とも古くからのお知り合いでした。偶然にも産官の絆を深める機会ともなりました。ご参加されている方には清酒党も少なくなく、田中酒造からご提供いただいた新酒は大変好評でした。ご協力いただきました田中酒造のお二人には心から感謝いたします。また、他のご参加の皆様からもミニスピーチをいただくことができ、実りある例会となりました。
11月は、当NPO法人主催のフォーラム開催のため例会は行いません。今年最後となります12月の例会は12月4日(木)を予定しております。来年最初となります1月の例会は1月13日(火)を予定しております。早めにご予定いただければ幸いです。
皆様のご参加をお待ちしております。

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