第28回目のゲストは、医療法人共生会理事長、社会福祉法人てつなぎ理事長、清里クリニック院長、川湯の森病院・さいとうクリニック院長 齋藤浩記さんです。
齋藤浩記さんは、東京都のご出身で、東京医科大学卒業後、徳洲会グループの心療内科、精神科勤務等でご勤務を経て、北海道の中でもとくに自然豊かな道東の地、弟子屈町に移られ、医療法人共生会(ともにいきるかい)理事長他、多くの組織のトップとしてご活躍するに至りました。
番組の冒頭で、「現在に至る経緯は色々ありましたが、それは置いて、この地に来て本当に良かったと思っています」と語り始めた齊藤さんですが、北海道は修学旅行で訪れた程度だったとのこと。今、あらためて北海道の最大の魅力を「自給自足が叶うわが国唯一の地」と表現されています。そして、道東の地において、その地域特性を活かすことで患者様、その家族、スタッフ、地域社会、そして自然環境が一体となった新しい地域医療のモデルを構築できると確信されています。法人名を「共生会(ともにいきるかい)」と称されていることも、齊藤さんの地域医療モデル構築実現に向けた強い思いの表れでしょう。一方で、人口減、高齢者増という社会構造の変化が進む将来は避けられず、現状のままでは経営問題の深刻化が予想されています。その克服に向けて、恵まれた食や自然を活用したターミナルケアの展開、医療外収益増を意識した一次・二次産業や観光と医療を融合させたヘルスケアツーリズムの拡充など、既に齊藤さんは将来展望を描かれています。今回の番組では、医療の面から地域活性化に取り組んでおられる齊藤さんのご活躍ぶりをご紹介いたします。
「中村美彦の臥竜清談」はNPO法人北海道グラウンドワークが企画製作するTV番組。
毎月第3日曜日午前5時25分から、TVh(テレビ北海道)で全道放送。
毎回、各界各層の”臥竜”が登場。北海道を元気にするヒントを探ります。
※ 撮影協力:北海道空港株式会社