第95回のゲストは、猿払村長 伊藤 浩一さんです。伊藤さんは、1979年、猿払村役場に奉職。協働まちづくり推進課長、保健福祉推進課長、産業課長などを歴任され、2013年10月に役場をご退職。同年12月に猿払村長にご就任され、現在、2期目を迎えられています。長年、猿払村の行政に関わってこられたご経験を活かし、村長就任後は「誰にでも優しい村づくり」を目指し、日々、奮闘されています。
今回の番組では、はじめに、財政、産業、人口構成などの面から猿払村の現状をご紹介いただき、次いでアイディアマンである伊藤村長のユニークな取り組みについて伺っています。例えば、「高齢者福祉・地域交流対策」として、保健福祉推進課長時代に前村長の公約実現に向けた課題解決の検討から生まれた「小規模多機能型居宅介護施設」構想に加え、幼児から高齢者まで多世代の方々が交流できる場としてカラオケルームや浴場などを備えた「地域交流施設」を融合し、村民にとってかけがえない施設の誕生に繋げておられます。また、「子育て環境や教育の充実」として、直近10年間をみても出生率が2.0を越えているために必須となった保育環境の整備のほか、「子ども議会」の開催により提案された子どもの率直な意見を施策に反映するとともに、教育委員会と連携した「総合教育会議」による「学力の状況」分析と学力向上を目指した検討など、伊藤さんの「教育にお金をかける!」という理念の基で、将来の猿払村を担う人材育成にも力を注いでおられます。一方で、「健康寿命日本一の村」を目指し、各種検診の充実、福祉タクシーの運行など、村民の健康づくりにおいても数々の取り組みを実行されています。番組でご紹介頂いた伊藤さんの取り組みは、まさに地域創生のモデルと言えましょう。
この番組は以下の各社のご提供で放送しています。