第58回目のゲストは、「くしろの未来を考える会」でご活躍中の斎藤征治さんです。斎藤さんは、釧路ご出身で、市内の小・中学校をご卒業後、釧路湖陵高校を経て、北海道大学農学部に進学され、卒業後はカネボウ化粧品に入社。研究所、本社勤務では商品開発、品質管理、マーケッティングなどを担当されていましたが、その後、中国・上海工場など海外勤務を経て、平成17年に早期退職。他の化粧品会社(東京、上海)に再就職、再々就職された後の平成22年に退職、帰国され、現役を引退されています。
今回の番組では、高校まで住んでおられ、賑わいのあった当時の釧路から、寂しさを感じるような現状になった要因を様々な角度から語っていただくとともに、「くしろの未来を考える会」として、今後、どのような改革を進めようとされているのか、具体的なお話を頂戴しました。その中で、釧路の「売り」となる有望な天然資源の一つに「霧」を上げられました。長年、化粧品会社にご勤務された豊富なご経験に基づく、「霧」のブランド化に向けた動きをご紹介いただいています。また、一次産業との関係では、「霧」がもたらす品質の高い牧草を活用した畜産業の可能性、あるいは北海道全体の経済浮揚とも関わる林業の活性化について、お話いただきました。
この番組は以下の各社のご提供で放送しています。
※ 撮影協力:北海道空港株式会社