NPO法人北海道グラウンドワークが昨年の末に企画案を提出していた「増田誠展」が
2月12日に開催された釧路市立美術館企画検討委員会で承認され、来年(2011年)、釧路市立美術館を主会場に開催されることが決まりました。
この展覧会では、サロン・ドートンヌ会員、ル・サロン無鑑査、ポントワーズ芸術会員、一線会会員…と世界的にも高く評価されている画家・増田誠の釧路時代からパリでの絶頂期に至るまでの作品が一堂に会します。
山梨県南都留郡谷村町(現:都留市)出身の画家増田誠は終戦後から10間年ほど釧路で生活し、かつ、画家として自立する切っ掛けを釧路の地で得ています。
帝展画家だった北海道の画家上野山清貢の誘いをきっかけに1957年(昭和32年)37歳のときパリ行きを実現した増田誠は3年も経ずしてパリで開催される各種展覧会に入選するようになり画家としての確固たる地位を築きます。
パリの街角やカフェで憩う人物を得意とする増田誠の作品をこよなく愛する人々は多く、彼の作品は、各地の美術館はもとより、個人や企業・団体も多数所蔵しています。
今回の展覧会は、一般には目に触れる機会の少ない個人や企業・団体が所蔵する作品を数多く揃えた見逃せない展覧会となります。
また、釧路市立美術館を主会場に、歩いて回れる範囲に複数のサブ会場を設け、全ての会場を1枚の入場券で鑑賞できるユニークな展覧会を構想しています。
増田画伯の作品を楽しみながら釧路の幣舞橋を中心とするエリアの散策も楽しめる「釧路が育んだ画家・増田誠展」(仮称)を是非お楽しみ下さい。
開催は2011年秋を予定しています。日程等詳細は決まり次第お知らせいたします。