第77回目のゲストは、学校法人札幌大学理事長の荒川裕生(ひろき)さんです。
荒川さんは函館市のご出身。昭和52年に千葉大学園芸学部をご卒業され、北海道庁に入庁。根室支庁でご勤務されました。主に農地開発部、農政部関係業務に従事された後、平成11年に総合政策部政策室主管、平成18年に企画振興部地域振興・計画局長、平成20年に農政部参事監、平成21年に総合政策部知事室長、平成23年に総合政策部長にご就任。そして、平成25年から平成29年までは副知事をお務めになられました。
副知事退任後の平成29年、現在の学校法人札幌大学理事長にご就任、翌平成30年からはコープさっぽろ会長を兼務されています。
今回の番組では、大学を取り巻く環境が大きく変化し、少子化が急速に進む中で、理事長として50年の歴史をもつ札幌大学を今後、どのような方向に舵取りされるかを中心にお話を伺いました。
特に道内の教育界、経済界などで活躍する大勢のOB・OGを輩出している札幌大学の高い評価を維持し「選ばれ続ける大学」であるために、「社会人力」の修得に重点を置いた「現場の実態を学ぶ」、「グローバル意識を培う」ことを教育現場に求め、実践型教育システムの構築、留学生との交流事業などを進めておられる現状についてご紹介いただいています。
また、高校との連携はもとより、大学同士の連携や留学生を含めた単位互換などを推進する、そして北海道に暮らしながら学ぶことのメリットを伝えることが重要とのお話も頂き、若者世代の道内からの流出を防ぐ意味でも貴重なヒントを頂戴することができました。
※ 撮影協力:札幌大学