第66回目のゲストは、JAびらとり代表理事組合長の仲山浩さんです。
仲山さんは平取町のご出身。静内高等学校をご卒業後、農業実習のために渡米され、13ヶ月の滞在後に平取町に戻られて就農し、トマト栽培を始められました。
平成3年に栽培トマトを大玉品種「桃太郎」に限定され、夏場のトマト栽培に取り組まれ、成功したことを契機として生産量が急増し、今日、平取町を北海道一のトマト産地に育てられました。軌道に乗ったトマト栽培は、20年ほどで売上高10億円を達成。今では生鮮トマトを「びらとりトマト」、加工品を「ニシパの恋人」とブランド化にも成功し、売上高40億円を超える一大産業に成長しています。
今回の番組冒頭では、「びらとりトマト」一筋40年、また新規就農者支援などで幅広く平取町農業の発展に貢献されてきた仲山さんが、水田からの転作でトマト栽培を始めた経緯や、JAと関わりを持つようになったエピソードなどについてお話いただいています。
また、北海道を含め、わが国の農業を俯瞰していただき、食料自給率の向上、労働力の不足、TPP、種子法廃止など数々ある直近の課題に対し具体的にどのように認識し、また取り組むべきか、生産者として、あるいはJAの代表理事として、率直なご意見を伺っています。
番組終盤では、これからの農業の展望について、「びらとりトマト」「ニシパの恋人」を誕生させたという成功事例を踏まえ、産地・ブランド化形成の重要性を中心に伺っています。
この番組は以下の各社のご提供で放送しています。
※ 撮影協力:びらとり農業協同組合