臥竜清談第90回 村本太平さん(2020.6.21放送)

第90回のゲストは、有限会社IEP代表取締役 村本太平さんです。村本さんは、米国カリフォルニア州生まれですが、2歳前に帰国された後に長く過ごし、本籍もある札幌市を「出身地」とされています。平成4年、北海道大学法学部をご卒業後、旧地域振興整備公団に入団。退団後、平成16年、小樽商科大学ビジネススクールの1期生として入学されました。在学中の平成18年、経営コンサルティング会社の有限会社IEPを設立し代表取締役にご就任。平成21年、法務、コミュニケーション、デザイン、エンジニアリングのプロフェッショナルを迎え入れ、異能プロ集団「ダントツ。」を結成し、今日に至っています。この間、中小企業診断士、ITコーディネータ等の資格を獲得した他、産学連携学会北海道支部幹事としてもご活躍されています。

今回の番組冒頭では、かつて、本番組の制作も担っている北海道グラウンドワーク事務局長時代の思い出話や、異能プロ集団「ダントツ。」結成の経緯、さらに10数年に及ぶ経営コンサルタントの活動についてお伺いし、このたびの新型コロナ感染拡大も含め、胆振東部地震に象徴される自然災害によるコンサルタント先の経営環境が劇的に変化した場面に直面された体験などをお話頂きました。また、中小企業の変革には大学との連携が不可欠とのご持論に基づく事業の中で、具体例として札幌医科大学との「エンジェルドレス共同開発」について紹介頂きました。「死産」の赤ちゃんを人として葬りたいとの産科看護師さんのご要望から実現した共同事業の成果は、現代社会に対して貴重なメッセージを届けるものと思われます。ITコーディネータとしての活動の中からは、中小企業の効率的な経営戦略を確立するためのIT活用が不可欠になっている現状について、また、ライフワークとして未来の地域社会の基盤づくりを目指すという視点から「学童保育」運営の波及効果についてご紹介いただきました。

番組終盤では、今回のコロナ感染騒動が与えた各界への影響について、村本さんが学生時代に打ち込んだ野球界、道内の中小企業界、それぞれがどのように考えて前に進むことが大切かをお話いただいています。

この番組は以下の各社のご提供で放送しています。

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