臥竜清談第61回 渡邊克仁さん(2018.1.21放送)

201801221渡邊克仁さん対談

第61回目のゲストは、北都交通株式会社代表取締役社長の渡邊克仁さんです。
渡邊さんは、稚内市のご出身。同市で中学までお過ごしの後、故郷を離れて札幌旭丘高校、小樽商科大学に進学。大学をご卒業後は、ビジネスにおける厳しさを学ぶべく大手証券会社の営業職として就職。昭和55年、父清さんが病で倒れたのを契機に家業の銀嶺バスを継ぐことになって専務として、次いで平成5年からは社長として、低迷していた銀嶺バスの業績を急上昇させました。さらに、平成16年には経営危機に陥っていた北都交通株式会社の受け入れに名乗りを上げ、社長に就任。驚異的なスピードで業績を回復され、現在に至っています。
今回の番組では、冒頭、ご幼少時代を過ごされた故郷稚内市の変貌ぶり、その故郷を離れて今日に至った渡邊さんご自身の歩みについてお話いただいています。また、銀嶺バス、北都交通の建て直しに手腕を発揮されたお立場から、北海道が抱えている課題、例えばJR北海道の問題において、今後の議論すべき方向性、目指すべき姿についてのご意見を伺いました。
渡邊さんは、それまで発想のなかった都市間高速バスの定期運行を決断し、また、北海道に来るスキー客の一元的管理によるサービス向上に努めるなど、常に時代のニーズに即応した策を講じてこられました。それが会社の業績を大きく転換させる原動力となっているのでしょう。将来展望については、今後も一層の経営基盤の安定化を図る一方で、雇用拡大の意味からも、「女性が働きやすい職場環境の整備に重点を置く」というお言葉があり、改めて従来の業界イメージを打破する新たな発想が感じられました。

この番組は以下の各社のご提供で放送しています。

※ 撮影協力:北都交通株式会社

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